BOSS DS-2の初心者目線レビュー
BOSS DS-2はNirvanaのKurt Cobainや元Red Hot Chili PeppersのJohn Fruscianteが使用していたことで有名なディスト―ションペダルです。私はJohn Fruscianteの影響で、ギターを始めて最初のエフェクターとしてこの記事を書く2ヶ月ほど前に購入しました。以下BOSS DS-2の初心者目線レビュー・解説です。
DS-2の箱です。本体と同じオレンジ色です。
こちらが本体。ツマミが4つあります。電池を交換するときは下側にある黒いポッチ(ネジ)をグルグル回してパカッと開けます。電池は9Vの006P型(四角いヤツ)です。またこの写真でいう上側の側面にACアダプター(別売り)をぶち込む所があるので、電池切れの心配も払拭できます。自分は配線がややこしいのと、電池でも長持ちするのとでACアダプターは使用していません。
ジャックは計三か所あります。
・OUTPUT
4つのツマミは左から、LEVEL、TONE、DIST、TURBOです。
・LEVEL
このツマミでエフェクトON時の音量を調節します。他のツマミを弄ると当然音量も変化するので、最終的にはこのツマミで好みの音量にすることになります。
・TONE
このツマミでエフェクト音の音質を調節します。LOWの方にツマミを合わせれば高音がカットされ、HIGHの方に合わせれば高音が強調されます。
・DIST
このツマミでディストーションのかかり具合を調節します。MAXに近づけば近づくほど歪みが強くなります。
・CHECK
エフェクトをONにしたときに、インジケーターが赤く点灯します。また、電池残量が少なくなってくるとエフェクトをONにしても点灯しなくなるので非常に便利です。
・TURBO
このツマミでターボ・モードの切り替えをします。つまりこのペダルには2つの異なったニュアンスのディストーションがあるわけです。これがDS-2のウリでもあるということです。先ほど書いたように、別売りのフットスイッチでの切り替えも可能です。
・TURBO Ⅰ
低音が強調されており、このモードでコードをジャカジャカ弾いてみるとサラサラしたディストーションという印象です。同じくBOSSのDS-1を再現しているそうです。私はDS-1を触ったことがないのでなんとも言えません。その点については他のサイトを参考にしてください。
・TURBO Ⅱ
ミドルが強調されており、このモードでコードをジャカジャカ弾いてみるとブリブリしたディストーションという印象です。
☆2つのターボ・モードの比較
一般的にはTURBO Ⅰはバッキング向け、TURBO Ⅱはソロ向けと言われています。いろいろなサイトのレビューを見ているとTURBO Ⅱの評判が少し悪いみたいですが、私はこのハリのあるキンキンした感じのTURBO Ⅱの歪みが気に入っています。ただ、使用している機材やギタ―のピックアップがシングルかハムかによって相性が変わりますし、そもそも好みの問題です。別売りのフットスイッチを使って曲中に切り替えるというのも賢い使い方かもしれません。
こんな感じに、初心者の私でも特に迷うことなく使えています。操作はシンプルですが、2つのターボ・モードを上手く使い分ければ奥が深いエフェクターです。音の好みが合えば、初心者の方から手練れの方までにおすすめできます。